2016年6月19日日曜日

文字分割は、python使ったほうが楽?

pythonでのコーディングは便利でいいですが、やはりmelにはmelの良さがあるし、melのほうが手っ取り早いこともあります。

ただ、melはやっぱりpythonと比べると、文字分割関連がめんどくさい…。

たとえば、文字列…

"aaa/bbb/ccc.bmp"

で、"bbb"を抜き出したい場合、おそらく普通にmelでコーディングすると…


string $temp[] = stringToSTringArray("aaa/bbb/ccc.bmp","/");
string $result = $temp[1] ;

など、stringToStringArrayを使わない場合でも、一度配列に出してから抜き出さないと、だと思います。

今日試してみたのが、pythonを挟む方法です。

string $result = python('aaa/bbb/ccc.bmp'.split('/')[-2]);

…一行で済むというね!


しばらくこちらを試してみようと思います。

pythonソース もう一度importするには??

melのsourdeと違って、pythonの場合、ソースを更新して再度importコマンドを行っても更新されることがありません。
この場合、reload()関数を使うと解決できます。

reload関数()

ほかにも、読み込んだモジュールを削除して再度importする方法を採用している方もいるようです。

.pyファイルの再import

とくにもんだいなければ、reload関数を使うのがよさそうです。

2016年6月17日金曜日

melで、指定パス以下のフォルダ・ファイル階層を取得する。

子供が熱でた~ … ということで、家で作業しております。

Toolを作っている際、データ集合をフォルダ階層に分けて管理・Tool上にそのツリーを表示したい…などというケースは少なくないと思います。

簡単ですが、再帰処理による、「指定パス以下のフォルダ・ファイル階層を取得するmel」を作成しました。
メモ代わりに貼り付けます。 treeListerかなんかでフォルダを列挙したいときなんか便利かも。

2016年6月12日日曜日

任意のフォルダのpythonファイルをimport コマンドから持ってくる

Toolのソースを、特定のフォルダの特定階層に整理したいのに、melファイルのsourceコマンドとは違って、pythonのimportコマンドは、あらかじめpythonパスが通っているところしか見てくれない。

そういう場合は、環境変数に書き込むか、一時的リリースのToolなんかだったら、一時的にpythonパスをソースから追加することでインポートが可能です。

サンプルソース; これでpythonパスを一時的に追加できるので、この後importコマンドを走らせればいい

2016年2月11日木曜日

選択したキーフレームのリストを取得する

基礎の話なのですが、恥ずかしながらつい先日知ったことを、こちらにも載せておきます。

通常、グラフエディタで選択したキーフレームは、

keyframe -q -sl;

で取得できますが、これは単に、選択したフレーム=time(時間)のリストを返すだけで、
たとえば、複数アトリビュートのキーを同時選択していたとしても、いっしょくたに値が返されます。

アトリビュートとノードのリストは、

keyframe -q -n;

から取得可能ですが、それぞれ別々に実行すると、キーフレームとアトリビュートが関連していません。
このままでは、たとえば「選択したキーすべてにある処理を加える」などの処理がしにくい。。
方法を探していたのですが、何のことはない、「keyframe -q -sl;」の時、そのカーブの名前を指定してあげればよかったのでした。。

つまりは…
…で、各アニメーションカーブごとに、各々選択したキーフレームが取得できました。

…基礎です。(恥


2016年1月5日火曜日

【Maya】 【python】ポリゴンの凹面を判別する。

少し前からですが、アーティストの方から割と要望をいただく件として、
「ポリゴンメッシュの凹面を自動判別する機能」があります。

早めに開発着手したかったのですが、なかなか手が空かず、
時間ばかりいただいてしまいました。。
で、ちょうど年末年始、数学に強い従兄の助言もいただき、
時間のあるこの時期に大体形にしてみたので、こちらでも紹介します。

■どうやって凹凸を判別するか?
 チェックするポリゴンは4頂点の4角形であることが前提です。
 そもそも3角形だったら平面だし。5角形だったらそもそもポリゴン割れし。
 
 で、仕組みはこうです。
 ずばり内積と外積を使います。

 ベクトルの内積と外積を使って、4頂点のうち、
 3頂点の平面から見た残りの1点の位置を判別します。












 








~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かんたんに外積:
2つのベクトルに垂直なベクトルを算出します。

 

















 
かんたんに内積:
ベクトルAをベクトルBに成分分解したときの、そのベクトルの長さを求めます。



















~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 その手順は…、

 ①3頂点で作る、1点から伸びる2本のベクトルの外積を出して、
 この3角形に垂直なベクトルを算出します。





















 ②残り1頂点で作るベクトルと、①の三角形に垂直なベクトルの内積を求めます。





















 この内積の値が正か負かで、残りの1点の位置が算出できるはずです。

■しかし、ポリゴンのみかたで凹か凸かが変わってしまう。
 この4頂点ですが…

こうみるか




















こうみるかで、凹か凸かが変わってしまいます。




















 要は、どの頂点を判別するのか、準点を定める必要があるわけです。
 ここは、判別の基準をアーティストさんに確認する必要がありますが、、、
 とりあえず、一度Triangulateをかけた時の形状が、凹か凸かを判別するように
 考えることにしました。

 要は、このポリゴンを…





















 Triangulateをかけて…


 この3角形に含まれない頂点…


 つまり、この頂点を判別することにします。


■melに便利なコマンドが
 melにズバリ、内積・外積を算出するコマンドがあるので、これを使うっきゃない。
 
 外積:cross  http://download.autodesk.com/global/docs/maya2014/ja_jp/Commands/cross.html
 内積:dot    http://download.autodesk.com/global/docs/maya2014/ja_jp/Commands/dot.html 

 しかし、頂点計算など、数が多い処理は全てmelで処理するには重たすぎるので、
 基本はすべてpythonで書くことにし、pythonからmelプロシージャを呼び出すようにします。

そんな感じで、ぱっと作ってみました。
※使用方法は、mel文を先に実行しておくか、sourceコマンドで読んでおいた上で
ポリゴンを選択し、python文を実行します。
すると、凹んだ角形のみが選択された状態で終了します。

実際にまだ使っていないので、信頼性は低いですが。
いろいろテストなどして、ブラッシュアップしていこうと思います。
 
以下ソース

2016年1月4日月曜日

centos7 rc.localからだと起動スクリプトがうごかない。。。

以前svnserveを導入した際、rc.localにsvnserveの起動スクリプトを記述して、
サーバーの起動時にsvnserveが自動的に立ち上がるように設定したのですが、
単にこれだけだと、自動起動してくれないことが分かりました。

実は、centos7から従来のrc.localにとる起動スクリプト管理ではなく、systemedにて
起動スクリプトの管理を行うようになったようです。

…てか、本にもそう書いてあった。全然読んでないじゃん。orz


起動スクリプトの管理方法は、他サイト様にていろいろ紹介されてありますが、
方法は2つ。
①rc.localを従来通り使うか
②systemedに乗り換えるか

です。

①に関しては、単にrc.localに実行権限を与えてあげるだけでOK。
実際やってみて、OKでした。

chmod u+x /etc/rc.d/rc.local

参考サイト:http://kantaro-cgi.com/blog/etc-server/cant_run_rclocal_centos7.html

②に関しては、
 ・専用シェルスクリプトを用意し、
 ・「/etc/systemd/systemの下に、拡張子が .serviceのテキストファイルを作る。」
   →参考サイト:tire.retire ガジェット好きおじさんの日記 より引用
 ・systemedに登録してあげる。

参考サイト:http://tire-retire.blogspot.jp/2014/12/centos7rclocal.html
参考サイト:http://motw.mods.jp/shellscript/tutorial.html

僕は①を試したのち、今後のことも考えて、systemedの対応を進めてみました。
シェルスクリプトは書いたことがありませんでしたが、初心者の自分にも難しくはなかったです。

ただ、現状まだうまく自動起動設定ができていない状態です。
systemedはサービスの起動順序をいろいろ指定できるのですが、依存関係にあるサービスが立ち上がる前にsvnserveの自動起動スクリプトが実行されているのではないか、と考えています。

今のところ、現状サーバー再起動時に再度立ち上げないといけないものは少ないので、
しばらく手動で対応しますが、頃合いをみて再挑戦したいところです。